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夢の全国大会の舞台 笑顔と涙で輝いた子供たち ~二年連続グッドマナー賞受賞~

第48回日本少年野球春季全国大会の夢舞台。支部予選を勝ちあがってきたチームだけに許される至福の時間。稲沢中央ボーイズ小学部は二年連続四度目の出場を果たした。3月25日の朝、稲沢市役所に集合してマイクロバスを東へ走らせる。子供達の体調は万全。テンションも最高潮。正午に神奈川県厚木市に到着。そこで海老名南シニアさんのグランドをお借りして最終調整練習。海老名南シニアさんのスタッフ、父母の皆さん、そして選手からの心温まるおもてなしに一同感激。いつか恩返しをしたいと誓う。

厚木市内のホテルに宿泊し、いよいよ3月26日にボーイズリーガー憧れの聖地、東京大田スタジアムでの開会式へ。天候は夢舞台にふさわしく快晴。桜並木が選手たちを歓迎する。北海道から沖縄まで、全国各地の支部予選を勝ち抜いてきた中学部41チーム、小学部16チームの入場行進はまさに迫力満点。その光景の美しさと子供達の雄姿に、父母の涙腺は緩み、自然と涙がこみあげてくる。まぎれもなく我が子は生きている。そして輝いている。大会規定上、三年生以下はスタンドでの観戦ではあるが、この光景を目に焼きつけ、そして自分たちの世代でまたこの舞台に戻ってくると幼心に誓っていたはずだ。そうして伝統はまぎれもなく受け継がれてきたのだ。

全国大会での試合内容は、このホームページの「試合結果」をご覧いただきたい。初戦は劇的な大逆転勝利。子供たちは満面の笑みをうかべていたが、父母はまた泣かされてしまう。ご褒美も兼ねて幕張の高級ホテルに宿泊したのち、翌日には準々決勝。全国最多出場となる大阪八尾ボーイズさんに惜しくも敗れるが、その粘りは見事であったと自負できる。

試合終了のサイレンが鳴り響いたとき、第16期生である六年生は本当の卒団の瞬間を迎えた。その場に泣き崩れる子供たち。懸命にとりくんできた証だと誇りに思う。最高の仲間と野球ができたこと。最高のスタッフに野球を教えてもらったこと。最高の下級生に支えてもらえたこと。心の底から感謝してほしい。そしていつまでたっても忘れないでほしい。

林代表の「よくやった。笑顔で帰ろう。」という言葉をうけ、元気を取り戻した子供たちは、木更津での最後の宿泊を終えて、3月28日稲沢市役所に帰ってきた。そこでキャプテン徹志が長尾監督に卒団生の感謝の寄せ書き色紙を手渡す。本当は、東京大田スタジアムでの決勝戦の後にプレゼントするものであったが、予定より二日早く最後の感謝の想いを手渡した。いつかきっと、このメンバーでお酒を囲んで笑えますように。

第48回日本少年野球春季全国大会は、3月30日に全ての日程をおえた。夏の高校野球と同じように、優勝を飾った1チームだけが勝って終わりを迎える。それ以外のチームは必ず負ける宿命にある。母達が支部予選の前に作った見事な必勝折り鶴。さらには、愛知県支部予選で戦ったライバルチームから託された折り鶴。そして全国大会初戦で戦い、試合終了後に預かった堺南ボーイズさんの折り鶴。その全てにそれぞれの母たちの想いが込められている。そこに勝ち敗けなどがあるはずがない。最終的にその全ての折り鶴は、優勝した大阪八尾ボーイズさんのベンチに飾られていた。生放送のネット中継でそのベンチが映されると、実に感慨深いものがある。

そして、吉報。二年連続での全国グッドマナー賞の受賞が閉会式で発表された。これもまた見事な快挙である。


野球は実に面白いスポーツである。まさかのイレギュラーもあれば、エラーも三振もする。ただし、そのミスをカバーしてくれる仲間がいる。いつまでもこの魅力あるスポーツの虜になっていてほしい。野球小僧がお父さん、お母さんは大好きだ。卒団生は、それぞれ進路は違うが全員中学でも野球を続ける。そして稲沢中央ボーイズは新チームとなり、また週末から活動を開始する。

頑張れ稲沢中央ボーイズ!次のスターは君たちだ!!





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