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第48回日本少年野球春季全国大会 一回戦 試合結果

  2018-03-26 第48回日本少年野球春季全国大会  千葉県袖ヶ浦市民球場  
稲沢中央ボーイズ
中堅手 海地(6)
二塁手 好彦(6)
捕手 智彦(6)
右翼手 祐斗(6)
遊撃手 幸太郎(6)
左翼手 徹志(6)
三塁手 凌大(6)
投手 夢翔(6)
一塁手 大翔(6)
  瑠綺也(6)
  仙(6)
  渉太(5)
  悠之介(4)
  天斗(4)
  憲伸(4)
  悠華(4)
  駿大(4)
  海弥(3)
  周平(3)
  凌太朗(3)
  光樹(2)
  登有(2)
  泰志(1)
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
稲沢中央ボーイズ 0 0 0 3 2 1 6 12 1
堺南ボーイズ 2 0 1 0 0 0 3 6 0

稲沢中央ボーイズ 夢翔、祐斗 - 智彦
堺南ボーイズ  - 
本塁打 幸太郎(稲沢中央ボーイズ)
三塁打 海地(稲沢中央ボーイズ)
二塁打
堺南ボーイズ

UNPIRE
CH
1B
2B
3B
L
R

第48回日本少年野球春季全国大会。稲沢中央ボーイズは二年連続四度目の出場となる。晴れわたる東京大田スタジアムでの開会式。北は北海道から、南は沖縄まで、各地域の支部予選を勝ち抜いた中学部41チーム、小学部16チームが参加。まさに圧巻である。稲沢中央ボーイズ小学部の四年生以上も威風堂々と入場行進。三年生以下はスタンドで憧れの眼差しをおくる。この光景をみるだけでも勉強になるはずだ。父母はなぜだか自然に涙腺がゆるむ。開会式をおえると、アクアラインを渡って千葉県有数の施設である袖ヶ浦市民球場に移動。外野は天然芝、電光掲示板に名前が掲載され、専門のアナウンスが響き渡る。この環境にあらためて感謝したい。初戦の相手は、大阪阪南支部代表の堺南ボーイズさん。激戦地区を勝ち抜き、さらに夏の全国大会にも出場している強豪チームである。試合前ノックの雰囲気、あるいは体格では明らかに劣っているかもしれない。しかし、我々のベンチには東海ボーイズさん、春日井ボーイズさん、中京ボーイズさんの必勝折り鶴がある。さらに神部前代表の遺影も見守っている。気持ちを一つにぶつかっていくしかない。試合は稲沢中央ボーイズの先攻ではじまる。しかしやはり、堺南ボーイズさんのエースピッチャーは力強い。三回まで散発2安打に抑えられる。一方、稲沢中央ボーイズの先発投手は、支部予選で胴上げ投手となった夢翔。丁寧なピッチングをするも、堺南ボーイズさんの粘り強い打撃にあい、いきなり2点を先制される。なおもツーアウト一塁二塁のピンチとなっていたが、ここで夢翔は一塁への牽制球を投じ、これが見事にアウトとなりピンチを脱出。後々これが大きな分岐点であったといえるくらいのビックプレーであった。三回終了時点で0対3と劣勢になっていたが、四回表ツーアウトランナーなしから反撃がはじまる。まずは主砲幸太郎が左中間にホームランを放ち狼煙をあげると、続くキャプテン徹志がセンター前ヒット、凌大はライト前ヒットでツーアウト一塁三塁。凌大の盗塁が決まり、二三塁としてから、代打で出場していた仙が起死回生のセンター前2点タイムリーヒット。一気に同点に追いつく。さらに五回表は先頭大翔がショートへの内野安打で出塁。海地の内野ゴロと好彦の送りバントで、ツーアウトながらランナーを三塁に進める。ここで智彦が気迫のタイムリーセンター前ヒットを放ちついに逆転に成功。智彦の盗塁のあと、四番祐斗にもライト前タイムリーヒットが飛びだし追加点を奪う。六回表にも仙がヒットと盗塁でチャンスをつくると、海地のライト線タイムリースリーベースヒットで生還する。守備では夢翔の後をうけた祐斗が力で相手打線を抑え込んでいく。最終回も三人できってとり、全国大会初戦で劇的な逆転勝ちをおさめた。子供たちは笑顔満天だが、特に母達はまたしても涙顔。これで全国ベスト8進出。昨年の先輩と肩を並べることになった。新たな歴史を刻むベスト4、そして全国制覇への道は開けている。頑張ろう稲沢中央ボーイズ!