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2017-11-26 サラスポーツ杯第37回日本少年野球小学生ジュニア東海大会
四日市霞ヶ浦野球場
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稲沢中央ボーイズ |
捕手 |
天斗(4) |
遊撃手 |
陸斗(5) |
投手 |
悠之介(4) |
一塁手 |
駿大(4) |
三塁手 |
憲伸(4) |
二塁手 |
海弥(3) |
右翼手 |
周平(3) |
左翼手 |
凌太朗(3) |
中堅手 |
悠華(4) |
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光樹(2) |
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登有(2) |
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チーム |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
R |
H |
E |
東海ボーイズ |
5 |
5 |
0 |
0 |
3 |
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13 |
11 |
0 |
稲沢中央ボーイズ |
2 |
0 |
2 |
1 |
0 |
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5 |
3 |
5 |
勝 |
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負 |
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S |
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稲沢中央ボーイズ |
悠之介、天斗 - 天斗、悠之介 |
東海ボーイズ |
- |
本塁打 |
駿大(稲沢中央ボーイズ)
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三塁打 |
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二塁打 |
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UNPIRE
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サラスポーツ杯第37回日本少年野球小学生ジュニア東海大会のパンフレットとトーナメント表を見たとき、いったい誰が稲沢中央ボーイズの決勝戦進出を予想できただろうか。五年生以下のジュニアメンバーのためのこの大会。しかし、今年の稲沢中央ボーイズの5年生はわずか一人。出場チームの中でも最も少ない。昨年はこの大会で悲願の初優勝を果たしているが、当時は五年生が9人揃い、優勝候補の一つに挙げられていた。今年のチーム事情を考えれば、二年連続の決勝戦進出、さらに二連覇を狙うのは容易なことではなかったはずだ。ところが、大方の予想を覆し、稲沢中央ボーイズジュニアメンバーは、決勝戦の舞台にたつことになった。これまでのジュニアメンバーの奮闘には、父母もスタッフも六年生も感動している。あと、一つ。ジャイアントキリングを成し遂げることはできるだろうか。 さて、決勝戦の相手は今大会の優勝候補、東海ボーイズさん。全力でぶつかっていくには申し分ない相手だ。先攻は東海ボーイズさん。稲沢中央ボーイズの先発ピッチャーは四年生悠之介。初回、先頭打者に死球を与えると、ヒットやエラーで失点し、さらに東海ボーイズさんの四番打者にはホームランを浴び、一気に5点を失う。しかし、稲沢中央ボーイズジュニアも決して諦めない。その裏、先頭天斗が粘って四球を選ぶと、続く陸斗がレフト前ヒットでチャンスを拡大。悠之介のチームバッティングでそれぞれ進塁し、駿大、憲伸はボールをよく見極めて四球。海弥はライト前に弾き返して、この回2点を奪い返す。ところがさすがは東海ボーイズさん。二回表にも長短打に足を絡める攻撃でさらに5点を追加される。流れを変えるために、三回表からは天斗がピッチャーに、悠之介をキャッチャーに入れ替える。ここで、東海ボーイズさんの四番打者の放った打球は特大のレフトオーバー。誰もが追加点を覚悟したが、ここでレフトを守っていた登有が諦めずに打球を追い、すばやく中継に入ったショート陸斗へ、さらにサード憲伸を中継し、バックホーム。キャッチャー悠之介の見事なタッチで主審のコールは「アウト」。一気に稲沢中央ボーイズベンチが勢いを取り戻す。これにのって三回裏、四球で出塁した陸斗をおいて、四番駿大の打球はレフト線を抜けていくツーランホームランになる。これで得点は4対10に。さらに迎えた四回裏には、登有と悠華が気迫で連続四球を選び、天斗のレフト前ヒットで満塁のチャンスをつくる。ここでジュニアキャプテン陸斗も四球を選び、さらに点差を縮めていく。ここまでくるとスタンドはもうお祭り騒ぎ。何かが起きるのではないかという予感がしてならない。ところがやはり東海ボーイズさんも真剣に野球に取り組んでいるチームである。この大ピンチをしのぎきられ、さらに最終回には追加点で突き放され、結果5対13となり、この大会は東海ボーイズさんの優勝。稲沢中央ボーイズの準優勝で幕を閉じた。三重県の高校球児の聖地といわれる球場で、場内アナウンスつき、電光掲示板つきの運営をしていただいた四日市ボーイズさんをはじめ、三重県支部の大会関係者の皆さんに、子供たちはあらためて心から感謝してほしい。そして、この大会を通じて六年生と下級生の絆はさらに深まったと信じたい。これからも共にがんばっていこう。ジュニアメンバー諸君、準優勝おめでとう。実に立派であった。感動をありがとう。