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中日スポーツ杯第11回中日本ブロック選抜大会 決勝戦 試合結果

  2016-10-23 中日スポーツ杯第11回中日本ブロック選抜大会  豊橋ボーイズ明海グランド  
稲沢中央ボーイズ
投手 泰斗(6)
中堅手 海地(5)
遊撃手 京弥(6)
三塁手 幸太郎(5)
右翼手 琢磨(6)
捕手 由都(6)
左翼手 智彦(5)
二塁手 好彦(5)
一塁手 徹志(5)
  紗英(6)
  直樹(6)
  祐斗(5)
  仙(5)
  夢翔(5)
  大翔(5)
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
稲沢中央ボーイズ 0 0 0 1 1 0 2 4 1
四日市ボーイズ 0 0 0 0 0 1 1 9 2

稲沢中央ボーイズ 泰斗・京弥 - 由都・泰斗
四日市ボーイズ  - 
本塁打 泰斗(稲沢中央ボーイズ)
三塁打
二塁打 幸太郎(稲沢中央ボーイズ)
四日市ボーイズ

UNPIRE
CH
1B
2B
3B
L
R

ついにこの時を迎えた。舞台は全て整った。この大会の開会式は清々しい秋晴れの中、高校球児の血と汗が染み込んだ岡崎市民球場で行われ、中日新聞社のヘリコプターから始球式のボールが投げ込まれたほどの大規模な大会である。連日、中日スポーツの紙面上で特集が組まれ、稲沢中央ボーイズの初戦、逆転サヨナラ勝ちの瞬間の興奮も詳しく伝えていただいている。そして、今まさに中日スポーツ杯第11回中日本ブロック選抜大会の決勝戦に立つ。これは三年連続の栄誉である。しかも、対戦相手は強豪四日市ボーイズさん。昨年の先輩も王者四日市ボーイズさんの前に苦杯をなめてきた。今年のチームもジュニア大会、読売杯中日本大会、春日井市長旗大会そしてCTV旗大会と勝ち上がるたびに幾度も四日市ボーイズさんの高い壁に屈してきた。同じ小学生チームとしてなんとしても意地をみせたい。するとここで、試合直前に朗報が飛び込んできた。四年生以下のメンバーで参加している第8回野球小僧杯全国大会(ジュニジュニ大会)でも決勝戦進出を決めたというのだ。ダブル優勝のためにもレギュラー戦で絶対に負けられない。優勝旗と金メダルを手土産に、ジュニジュニメンバー達の球場へ応援に駆けつけようではないか! さて試合は、決勝戦にふさわしく緊迫した内容になった。三回まではお互いにチャンスをつくるも、なかなか得点出来ない。特に四日市ボーイズさんの打力はすさまじく、全イニングで得点圏に走者をすすめられるが、その度に稲沢中央ナインのビックプレーが飛び出しピンチをしのいでいく。そして迎えた四回表、幸太郎が左中間へのツーベースヒットを放ちチャンスをつくると、つづく智彦の打球は内野手の前でわずかにイレギュラー。鉄壁の守備を誇る四日市ボーイズさんにまさかのミスも重なり、待望の先制点をあげる。四回裏にはまたもや大ピンチを迎えるが、ここもレフト智彦の本塁へのレーザービームがあり、クロスプレーは見事にタッチアウト。気迫で流れを渡さない。さらに五回表、泰斗の打球は弾丸ライナーでセンターのフェンスを越えていく。準決勝戦に引き続き、二試合連続ホームランでベンチのムードは最高潮となる。しかし、さすがに全国大会常連チームの四日市ボーイズさんも負けてはいない。最終回に長打などで1点差に詰め寄られ、さらにワンアウト2塁3塁と逆転サヨナラの大ピンチを招く。しかし、今日の稲沢中央ボーイズはここでも集中力を発揮する。続く打者の打球がショート後方に・・誰もがサヨナラ負けを意識した瞬間、ショート好彦がダイビングキャッチ。そして最後の打者の打球は途中出場のセカンド仙の前へ。ここも落ち着いてさばき、ファースト由都に送球、ゲームセット。ついにやり遂げた。歓喜が球場を包み込む。強豪四日市ボーイズさんの壁をついに打ち破ったばかりか、二年ぶりに大優勝旗を手に入れた。キャプテン京弥に握り締められた優勝旗は、まさに全員で勝ち取った賜だ。翌日の中日スポーツ紙には堂々と全員の集合写真が掲載されるはずだ。お父さん、お母さんはこの一瞬のために君たちを支えているといっても過言ではない。もちろん、勝つことが全てではないが、子供たちの喜ぶ姿が見たいと思うのは当然だ。毎日の送迎や洗濯やお弁当づくりのお礼として、君たちから貰える最高のご褒美はこの瞬間なのだ。ありがとう。誇りに思う!試合終了後、閉会式を堂々とした態度で過ごし、大会本部への挨拶をすませると、一斉に車に乗り込む。そうだ、ジュニジュニ大会の決勝戦の応援に間に合うぞ。果たして念願のダブル優勝は叶うのか。この続きは野球小僧杯の記事をお楽しみに・・・ 稲沢中央ボーイズ!本当に優勝おめでとう!!